京都の夏の風物詩の1つ
五山の送り火(通称:大文字焼き)に
彼女と2人で浴衣を着て出かけた。
聞いたところによると、
江戸時代頃には、周りに高い建物などなく
五山の送り火が京都御所の池に写り
当時の天皇は御所からそれを眺めていたとか。
すげぇ贅沢やなぁ。
京都の子供たちは
祇園祭の鐘の音を聞いて、夏休みの始まりを感じ
大文字を見て、そろそろ夏休みも終わりやなと思い
地蔵盆でお菓子やおもちゃをもらうと
「やばい!宿題やってへん(汗)」
って焦ってるうちに
2学期が始まるのである。
僕も毎年そうやった。
送り火は「出雲路橋西詰」あたりからが一番良く見える。
最初に「大文字」を見て、
ぼちぼち加茂街道(この日は歩行者天国)を北上。
少し行くと「妙」と「法」が見えてくる。
北大路橋まで行き、
橋の東側へ渡る途中で「舟形」が見える。
もう一度北大路通りを西に向かって歩いていくと
「左大文字」が見える。
残念ながら「鳥居」は見えないけれど
他は良く見えるので
観光客だけでなく、地元京都の人にもお奨めですよ。
実はこのあたりに、母の実家があったんです。
僕たちは、夏休みに必ず泊まりに行き
おじいちゃん、おばあちゃんと送り火を見てたんです。
今は2人とももういないので、
送り火を見て心の中でそっと手を合わせるんです。